・タミム・アンサーリー(2009=2011)『イスラームから見た「世界史」』 ・アンヌ・マリデルカンブル(1989=1990)『最後の預言者、アッラーの徴 マホメット』
かつて、Civilization 5の攻略wikiでは「Civファンのための読書案内」ページがあり世界史の書籍を中心に紹介し、Civのプレイに留まらず実際の歴史にも興味が湧いてくる読書案内でした。 ここでは、Civ7に登場する「要素」を深掘りし様々な分野に興味を惹かれる読書案内ページを目指します。 具体的にはテーマを設定し「初心者向け」「大学教養レベル」「大学教養+αレベル」の順に紹介しています。 改版や新装版が出ている書籍は手に入りやすい最新の出版年で記載しています。 紹介文の最後に(Civ5 wiki)とあるのはciv5 wikiの「Civファンのための読書案内」からの転載になります。この場を借りて最初に読書案内ページを作成・更新された方へ感謝申し上げます。 ゲームにまつわる読書に興味を持った方は4Gamerで「ゲーマーのための読書案内」や 「ゲーマーのためのブックガイド」という連載があり、一部の書籍はこちらでも紹介されているのでぜひ目を通してみてください。
それでは、歴史の世界にどっぷりつかって、より豊かなCivライフを楽しみましょう!
このテーマでは歴史のなかでも、文明の発展や文明同士の衝突を軸にした書籍を取り上げています。
&attachref(銃・病原菌・鉄_1.jpg,,12%,title); Civスレでも新聞の書評欄でも東大教授でも「オススメの本は?」と聞けば必ず出てくる名著。 あらゆる賞を総なめにし、それでいて学者っぽさを感じさせない読みやすい文章。 文庫化して買いやすくなりましたし、Civファンなら必ず読んでおきたい一冊です。(Civ5 wiki) ー 環境が文明に与える影響を考察した有名な本。「何故西洋は近代化に至ったのか?」という疑問について、他の人種が決して西洋人に劣っていたわけではなく、それぞれの集団が辿った歴史的な分岐とその要因を明らかにしながら読みやすい文章で説明を試みる。全ての文明に「勝利」の可能性が存在するCivilizationシリーズの描こうとする世界観には近いといえる。ただし「環境が文明の命運を決定的に左右する」論に陥っているという批判もある。Civ7の面白いところで言えば「お茶資源が三つある環境であれば近代日本になる」かというと・・・どうだろうかね、みたいなことである。とは言え、各章の個々のストーリーは勉強になる部分も多く、読む価値はいまだ十分にある。
&attachref(文明の生態史観.jpg,,10%,title); 「明治維新以降の日本の近代化とは西洋化だったのか?」という疑念に対して、著者は歴史をユーラシア大陸規模で捉え直し、巨大な帝国が生滅して混乱するユーラシア中央の地域(第2地域)と、その混乱に巻き込まれにくい辺境である高度資本主義の日欧地域(第1地域)に分けることで「遅れた東洋と進んだ西洋」といった往時のナラティヴを排すことを試みた。Civシリーズにおいては、AIがパンゲア中央で争っているとき「初期立地が端っこなの最高だよね」といった点が考察されていると言えるだろうか。その他にも必ずしも世界は東西の別では描けないことを、著者が実際にユーラシア各地を旅行した経験より論じる。初版(1967)より既に50年以上が経ったが、いまだ重版され続ける日本人による文明論の名著である。
&attachref(世界史_0.jpg,,10%,title); 「読むシヴィライゼーション」とレビューする人もいるくらいの本で、40年以上読み継がれているという事実は伊達じゃない。 個々の人物や事件にはあまり突っ込まず、文明の興亡といったマクロ視点で描く世界史がCivファンにはピッタリな内容。 上下2巻の文庫本に世界史が凝縮されているこの本是非読んでおきたいです。(Civ5 wiki)
&attachref(万物の黎明.jpg,,17%,title); Civilizationシリーズにおける「技術(文化)ツリー」とは、シド・マイヤー氏自身すら興奮した単なる非常に面白いゲーム設計というだけではなく、あるいはホッブス的な「自然状態は混乱している」ので「進んだ科学や文化を持つ文明国家による制御がされる」という考え方の系譜にあると言える。例えば、ある帝国が滅びればそれは発展の失敗であり、国破れた人々は再び自然状態=暗黒時代へと転落し、歴史の表舞台から姿を消すとみなされる。Civシリーズのゲームオーバーはまさにそれであり、このような「線形発展と後退のモデル」は時に「野蛮と文明の対比」を作り出して多くの悲劇を生じ、様々な批判を受けてきたが、今でも世界史の記述に深く通底している。しかし著者らは、記録が乏しい時代においても人類の生業や社会関係が強かな連続性を持って存続してきたことを現代の人類学や考古学の成果から示す。文明とは単なる都市的・国家的構造体の集積ではなく、むしろ広がりを持つモラル共同体であり、互いに認知し、協力できる範囲を広げた人々の関係網として再定義されるべきであるとする。上記ダイヤモンド氏の著書を含めて、これまでの"Civilization"という概念への観点の在り方について根本的に問うものであり、2025年においても現在進行形で国際的な賞賛・批判・議論を呼んでいる少々分厚い本である。
今作に追加された新要素「危機」から実際の歴史における危機や災害はどうだったのか取り上げている書籍を紹介します。
&attachref(複合大噴火.jpg,,13%,title);
&attachref(歴史のなかの地震・噴火.jpg,,5%,title); 日本の歴史上の地震を中心に、文献史学と地震学の視点から解説する史料編纂所と地震研究所が置かれている東京大学らしい書籍です。歴史の視点からは災害の発生日時や被害を残っている文献を並べえて内容を比較していくなど、歴史学のなかでも文献史学の研究方法が災害を対象としたことで伝わりやすいと感じます。 初学者向けにもコラムが充実し暦についてや地震前の発光現象まで紹介され歴史学や地震研究についても知識として学べます。 Civでは火山噴火しか起こりませんが、今作の自然遺産「富士山」の噴火についてしっかり取り上げられており備えるうえで読んでおきたいです。
一般的にフランス革命といえば、暗愚な王や高慢な貴族の首を理性の光を湛えたギロチンで落とし、人民の自由だとか諸々を勝ち得た栄光の歴史とされるし、実際に彼らフランス人が得たそういったイメージは現代においてもなお輝いているように見える。だが普通に動乱は動乱なので、人間も国土もドチャクソになるのは当たり前である。本著はその時、フランスの人口・領土・財政・文化芸術・農業・商業・治安などはどうなっていったのかを緻密なデータ分析で説明する。貿易の拡大や農業、産業の更新など「黒字」と言える部分もありながら、ブリ…ドーバー海峡の向こうの例の連中に決定的に出し抜かれていく機会であったことなど、基本的には「赤字」でまさに「危機」と言ってよい結果が並ぶ。フランスの片田舎の事情まで論じながら世界史の大きな流れとのつながりも読める意欲作である。
今作Civ初登場の清文明の「危機」には幾つかあるが、その中でも太平天国の乱は数千万人の犠牲を出す人類史上最悪の内乱となった。本著はこの乱を鎮圧に導いた曾国藩という男の生涯を描く。武人でもない科挙トップクラス合格の超エリートの文人が何故そんなことになったかと言うと、当時の清朝軍は弱体化を極め使い物にならず、新たに建軍する才能者が必要になったからである。そして、皇帝の期待に十分に応えるその優秀な統合運用能力を以て、各地の団練(当時中国の地方の共同体で独自に結成されていた自衛組織)をまとめ上げて太平天国を追い詰めていく。だが著者に何度も言及されるように英雄というには「地味」で、何とも覇気は感じられない。特に窮地に陥ると見るやすぐに狼狽えて玉砕を敢行したがる点などは玉に瑕である。しかしながら、時に味方の清朝すら恐怖することになる彼のある種の軍事的才能により、結果として清朝は救われる(もちろん他にも多大な貢献をした人物はいる)。中国的な危機の推移と彼ら文明の強さのどちらも垣間見ることができる一冊である。(まあ既に南方は西洋人に食い込まれ、東夷の島国は近代化間近で、清の「危機は続く」どころか、むしろここから加速していくのだが…)
&attachref(暴力と不平等の人類史.jpg,,13%,title);
このテーマでは地域史からユーラシア大陸を軸に3冊紹介しています。各国の歴史については岩波・中公新書から出ている書籍が手に取りやすいでしょうか。
&attachref(ヨーロッパ史入門.jpg,,6%,title); ユーラシア大陸の「半島」がいかにして「ヨーロッパ」という文化的なまとまりになったか見ていく本。 著者は西洋中世史を専門とする池上俊一氏、岩波ジュニア新書ではパスタでたどるイタリア史などヨーロッパ五カ国のその国を象徴するもので歴史をたどるシリーズをこれまでに書いています。 ヨーロッパの歴史を国家・政治体制の視点だけでなく、印刷や視覚といった「発明」や「他者」を区別することでヨーロッパ人を決めたという人々の意識にも触れながら21世紀のヨーロッパの行く末までまで論じる意欲作です。
&attachref(アジア史概説.jpg,,13%,title); マクニールの世界史は面白いんだけどやっぱり西洋中心で東洋からの視点が少ない・・・・・・というわけで日本が誇る中国史学の大家、宮崎市定氏によるこの一冊。 アジア史といっても中東までを含むユーラシア史で、マクニール同様のマクロ視点の世界史でヨーロッパより優れていたアジア、ヨーロッパに飲み込まれていくアジアを描いています。 中国史を語るならはずせない宮崎氏の集大成的な本でありながら、初心者にも読みやすい文体(ただし分量は多いですw)で幅広くオススメできる本です。(Civ5 wiki)
&attachref(改訂新版 新書アフリカ史.jpg,,14%,title); アフリカの歴史はこれ一冊で十分。新書とは思えない分厚さで古代から近代まで教科書に載ってないような話まで細かく解説しています。(Civ5 wiki) ー 本書をもう少し具体的に見ていきましょう。教科書では人類発祥と植民地支配が主に取り上げられていだけという問題意識から始まっており、地域の歴史を河川の流域から5つに分けて紹介がなされたり、各地の社会も閉鎖的ではないと言語の分布の視点から解説がされたり、歴史の視点としてアラブやヨーロッパの史料に頼る比重を下げて口頭伝承を活用したりして様々な研究者によって書かれており、アフリカと外世界との交流や独立運動から都市化やジェンダーの視点までを抑えて地域史を超えて人類の歴史像を構築するという意気込みを感じる一冊です。
「モノ」から人類の歴史を見ていきましょう。博物館に集められたり、太古の昔からの貿易を追ったり、機関銃が登場してから徐々に社会に与えていった影響まで人が多く物に囲まれていることを感じる3冊です。
&attachref(100のモノが語る世界の歴史.jpg,,11%,title); 大英博物館の所蔵品から100点を選び、人類の歴史をモノに語らせるというBBCのラジオ番組を元にした本。 石器から現代のクレジットカードまで幅広いモノを作られた技術や役割、辿った来歴など取り上げていく話の切り口がよくページが進んでいきます。 紹介するモノのなかには帝国主義の時代を感じさせる話もありますが、現代でも衰えない収集意欲には博物館のあるべき姿が見えると思います。 日本からは4点紹介されているので、予想して読んでみるのも面白でしょう。
&attachref(交易の世界史―シュメールから現代まで.jpg,,11%,title); 金・銀・絹・砂糖といった幸福資源が世界史の中でどのように取引されていたのかという「貿易」から見る世界史。 古くはシュメールから人々はいろいろな資源を取引しながら、商人たちがたくましく活躍するさまを生き生きと描いています。 教科書ではポルトガルやオランダがアジアでの貿易を独占したと習った気がするんだけど、アラブ商人やインド商人はヨーロッパなんぞなんぼのもんじゃい!と言わんばかりに活発な貿易をしていたり、教科書には余り出てこない商人たちの話が面白いです。(Civ5 wiki)
&attachref(機関銃の社会史.jpg,,7%,title); 機関銃という圧倒的な兵器を前にしたとき誰しもが戦争が大きく変化することを予感するだろう・・・・・・と思ったらそうではなかったという不思議なお話。 ボーア戦争、日露戦争と機関銃が圧倒的な火力をもって既存の戦術を無駄なものにしたにもかかわらず、ヨーロッパの将校はその事実を無視し続けWWI初期でも機関銃に対し歩兵で突撃を行っていた・・・・・・。 軍事技術の発達とそれを受け入れる文化的・社会的背景との関連を論じた良書。(Civ5 wiki) ー 長らく絶版の状態でしたが、2024年に復刊され2026年3月時点で出版社の在庫があります。
日本の考古学を軸にどのように「発掘」がされているかから、見つかったものから考えられる「理論」そして陸上から水中まで考古学の対象がひろがっていく様子がわかる書籍を選びました。 Civ7では見つかる遺物やストーリーイベントが欧米考古学にかかわるので気になる方は『若い読者のための考古学史』を読むと探検家が世界中で穴を掘っていく雰囲気はつかめることでしょう。
&attachref(マンガでわかる考古遺跡発掘ワーク・マニュアル.jpg,,9%,title); 関東地方で発掘に携わっている方によるマンガエッセイです。服装から使っている道具まで様々な情報がイラストで散りばめられていて考古学の発掘現場を見たことがない方も雰囲気が感じられると思います。地面を掘るという経験から富士山の火山灰の話や墓地の跡を掘った際には関係者の方がお参りに来られるなど、地域性があったり人によって成り立っている側面がある実務的なエピソードでは冒険物語ではない作業について多くの方に知ってもらえる一冊になることでしょう。 ー 本書は読むと自分の地域では何が見つかっているのか気になることでしょう。ホームページの「全国こども考古学教室」では各都道府県の遺跡・出土品が紹介されています興味のある方はどうぞ。
&attachref(はじめての考古学.jpg,,12%,title); 日本で考古学を学んだことがある方は一度は目にする小林行雄「三角縁神獣鏡の同范関係」の図(41頁.図9)をはじめ第一章では50頁程の文量に日本考古学が培った「理論」が簡潔に紹介されどんな学問かを感じ取れるのではないでしょうか。 本書では考古資料というモノから情報を読み解く「理論」の面から考古学に触れることができ、方法論から国家の形成という論点まで読者の方を案内してくれます。 ー さらに深く知りたい方は『日本の先史時代 旧石器・縄文・弥生・古墳時代を読みなおす』において考古学ではどのように「時代」を考えるのか、そして各時代は何をもって始まるかという議論を新書ながらかなり濃く展開しています。
&attachref(水中考古学 地球最後のフロンティア.jpg,,15%,title); 最初に紹介した2冊では陸上の遺跡しか取り上げられていません。しかし、Civ6で沈没船があったように水中にも遺跡が数多くあります。本書は水中考古学の研究者による魅力的な分野を紹介する一冊です。 日本の水中遺跡でイメージしやすいのは「元寇」の沈没船や太平洋戦争の戦没船でしょうか。他にも人類が日本列島に渡ってきた痕跡が対馬海峡に沈んでいたり、日本だけでも多くの水中遺跡が見つかっていたりまだ知られていなかったりします。本書では福岡における実際の調査を例に研究者の方が地元の漁師の方と協業し水中の調査はどのように行われているかから日本・世界の水中遺跡の紹介まで陸上とは違う考古学の世界が手に取るようにわかります。 ー 水中考古学は日本では文化庁が「水中遺跡ハンドブック(PDF)」を2022年に公開するなど普及に努めている段階で今後の発展が期待できる分野です。
&attachref(メソポタミア文明入門.jpg,,14%,title);
&attachref(古代中国の24時間.jpg,,12%,title);
&attachref(日本に古代はあったのか.jpg,,9%,title); Civ7では時代が3つに分かれ文明を時代ごとに選ぶことが発表時点で話題になりました。日本を例に実際の時代区分は教科書で学ぶように区別できるか、そうでもないという一冊です。 著者が法隆寺を古代の建築であると外国人に説明したのに対して西洋では中世の時期に入っており同じ年代=同じ時代ではないという疑問から始まり、歴史学者がどのように時代を分けたのか辿り、関東と京都で異なる歴史観があったり、梅棹忠夫『文明の生態史観』の日本と西洋という「東と西の間」まで話が及びながら歴史のとらえ方を論じていきます。 著者が下したのは今の日本史の時代区分は関東を進歩的に見出し関西を停滞と捉えて古代と中世を分けたて考えた「関東史観」であり、日本史に「古代」を持ち込まなくてよいという主張は歴史に親しみを感じる人になかなか手厳しいと感じますがどうでしょうか、ぜひ読んで考えてみてください。
&attachref(砂糖の世界史.jpg,,9%,title);
&attachref(図説 探検地図の歴史.jpg,,10%,title); 航海と地図の作成を通じて世界の姿が明らかになっていく過程をたどれる一冊です。 原著が1958年のためヨーロッパから各地を「発見」して地図を作っていったという内容になってしまいますが、丁寧に世界の各地域が描かれた地図とヨーロッパからアフリカ・アメリカに向かった航海だけでなく太平洋の「南の海」や北極の周囲の「北東・北西航路」など各地域の探検史が取り上げられ、空想の部分が多かった地図が実際の地形が反映されていく過程が豊富な図版で紹介されており、読むとCivでの海洋ユニットで霧を晴らしていくのが楽しく感じられます。
探検というと「大航海時代」についついフォーカスしてしまうのが欧米ゲーの悪癖であるが、探検の時間はもちろん他国にも、そして中国にもある。シルクロードとは何となく出来たものが一般的に想像されるが、実際は西域への強い興味のあった漢の武帝の勅令の下、わりと無茶振り気味に開拓が始まったのである。本著はそのシルクロードを最初に開拓した張騫の生涯を辿っていく。漢書を著した班固に武帝の得た外交家として第一であったと評され「よく人を信じ、蛮夷に愛された」と伝えられる志と懐のデカい男であった張騫は、下級官僚の身から自ら開拓事業に応募し、十数年に渡り故郷を離れて西域との交易ルート確立のためまさに冒険を繰り広げる。様々な人々とよく交わり、数百キロに及ぶ砂漠を超えたり、どうやって生還したかわからないが匈奴に捕まったりしたエピソードなどを、当時の漢の情勢、著者らの現地調査、異なる時代の探検家たちの知見を交えて描き出す。ゲーム盤面ではもたもたと秘宝発掘先や交易先に向かうユニットたちに時に「はよせえや!」と言いたくなるが、地味にターンがかかるのはこういうわけか!と、リアルな辛苦感と共に納得してもらえるのではないだろうか。
&attachref(万博入門.jpg,,12%,title); 30年以上も万博に関わった方による「万博とはなにか」を探る入門書。 Civ7で近代になると開催できる「世界博覧会」の元ネタは「万国博覧会」でしょう。「未来」と「異国」を軸に栄枯衰退の万博史から歴代会場のレガシーまで紹介しつつ、21世紀を迎えた課題まで分かりやすく解説します。 読めば2025年に開催された大阪・関西万博も例外的な万博ではなく、積み重ねと課題を引き継いで開催されたことがわかるでしょう。
&attachref(定本 想像の共同体.jpg,,8%,title);
&attachref(鉄道旅行の歴史〈新装版〉.jpg,,21%,title); Civシリーズでは鉄道が完成するとユニットの移動が楽になりますね。実際に鉄道が誕生した時にどのような変化が人々に起こったかという「メディア論」の一冊です。 書名から受ける印象とは異なり鉄道の歴史を追うのではなく時間が地域ごとにあったのが鉄道網によって標準時に統一されたり、ヨーロッパでは馬車がモデルのコンパートメントの客車になったがアメリカでは蒸気船がモデルになり客車が1つの空間になっているなど当時の人々が体験したことが興味深く伝わってきます。
&attachref(ヨーロッパ史における戦争.jpg,,21%,title); 中世ヨーロッパから近世・近代ヨーロッパの目まぐるしい戦争技術の発展を俯瞰した本。 文庫の薄さで長槍兵→マスケット→ライフル→歩兵までを一気に見ていきながら、テクノロジーだけでなく背景となる社会制度や文化にも注目して書かれています。殊に16世紀以降の軍事技術の発展はほんとに複雑で理解しにくいのですが、この本のまとめ方はとても秀逸です。(Civ5 wiki)
&attachref(軍事理論の教科書.jpg,,13%,title);
&attachref(全訳 戦争論.jpg,,9%,title);
&attachref(絵で見るある町の歴史.jpg,,10%,title); Civ7でいう「航行可能な河川」に沿って築かれた都市の石器時代から現代までを描いた絵本。 古代の墳丘墓が中世になると上に風車が建てられるなど、積み重ねられた町の歴史を楽しく見ることができます。
&attachref(日本の家と町並み詳説絵巻.jpg,,14%,title); 雑誌『建築知識』では世界各地の街並みや建築をイラストで解説する特集が組まれることがあります。 本書は日本の縄文から戦後までが対象で、東と西の都市の建築の違いから各時代の家具まで取り上げられていて最初に読む一冊に最適です。
&attachref(世界の都市 5大陸30都市の年輪型都市形成史.jpg,,10%,title);
&attachref(世界建築史 15講.jpg,,10%,title);
今作では発売時に「大芸術家」が登場せず芸術作品を残さないため、紹介文は完成後に折りたたむ予定です。 前作の参考になることや今後追加される可能性にかけてテーマとして残します。
&attachref(小学館の図鑑NEOアート 図解 はじめての絵画.jpg,,8%,title);
&attachref(カラー版 名画を見る眼.jpg,,10%,title);
&attachref(美術出版ライブラリー 歴史編 日本美術史.jpg,,9%,title);
現状では勝利条件になっていない「宗教」やテーマに追加されていない図書をここで紹介できればと思います。
&attachref(改訂新版 ムハンマドの生涯.jpg,,8%,title);
&attachref(イスラームから見た「世界史」.jpg,,8%,title);
モンゴル帝国において「呪術使い」と呼ばれ処刑された女性ファーティマ・ハトゥンの人生をモデルにした漫画。13世紀頃のイランの裕福な家の奴隷の少女シタラは、主人一家に可愛がられていたが勃興間もないモンゴル帝国のホラズム侵攻によって全てを破壊されて連れ去られる。しかし賢いシタラはそこでファーティマと名乗り、帝室に取り入りモンゴルを滅亡に導くことで復讐することを誓う。帝室にも同じような境遇を持つ者たちがおり、協力関係を結びながら帝国のほころびを狙う。読んでみるとこんなに愛らしく描かれたオゴダイやトルイに前例はあるだろうかと、人によっては戸惑うかもしれないが、可愛い絵柄ながら帝国に蹂躙される様々な人々のハードな心情や生きざまは容赦なく描かれる。一方で、ユーラシア大陸に巨大な統一的経済圏を成立させた帝国の偉業やしっかりと考証された文化描写も学ぶところが大きく、魅力である。この手の作品では珍しいが、サイエンスSARUによるアニメ化が決定している。我々がモンゴル文明を駆って占領したAIの都市を焼くときにどんな感情が渦巻き、何が起こっているのか、ロールプレイの一助にもなるかもしれない。 ー 2026年夏にTVアニメで放送予定。
言わずと知れた「みんなナポレオンになりたいんだ 男なら当然だ」「革命軍はーーー地上最強ォォーーー!!」「政治は 女です」「私は 童貞だ」「あの童貞野郎の天下じゃないか」「私たちもナポレオンの被害者です」「ネイのろくでなしめェ!」「なぜだ!勝てる戦いだった!」「みんないい奴らだ 明日お前たちの何割かが死ぬ 残念だ」「「グランダルメはーーー世界最強ォォォォォォーーー!!」」といった数々の名言・迷言・暴言が詰め込まれたナポレオンの栄耀栄華、盛者必衰、激動の生涯を描く作品。ナポレオンプレイ前に読めば手元が狂って軍事レガシーパスカンストは不可避である。史実と伝説織り交ぜた圧倒的迫力の活劇漫画。
史実ベースではないが、食料無限でユニット即時回復でUUは竜とかの文字通りの神の難易度AIが相手のCiv漫画だ。関が原に散ったはずの我らが指導者"妖怪首置いてけ"島津豊久は同じく史実では生死不明の様々な漂流者(ドリフターズ)を仲間にして、「黒王」なるどこかで聞いたようなことを言いながら前述のチート文明を興し襲い掛かってくる存在と戦う。そしてどうも上位存在の「プレイヤー」がいるし、アニメ版の第十話のタイトルは"BABA YETU"だったり、やはり明らかにもうそういうことなのだろう。作者の健康と作品の完結が若干危ぶまれている。